在宅医療

 
藤林保
   
 

当医師会では在宅医療推進事業を行っています。その内容について少し話をいたします。

在宅医療とは自分で病医院に行けない人に対して、その人の自宅で医療や介護をうけて、その人らしい生き方を支援するものです。独居の高齢者でも自分の家で生活できる体制が出来ています。ケアマネージャーが中心となって、医師、看護師、リハビリ、ヘルパーが訪問いたします。又、デイケアー、デイサービス、入浴サービス等を利用することもあります。訪問歯科診療や耳鼻科、眼科も訪問可能です。

私は野崎病院で30年間在宅医療をやってきました。30年前は高齢者が増えはじめた頃で、徐々にその数が増え、多い時には180名になりました。当初より心配されていた介護力の低下のためその数は徐々に減少し、この10年で半分の90名となりました。老健や特養型等の施設に入所する人が増えたためです。息子や娘も高齢化して世話する人が少なくなったのです。

そんな中でも当医師会としては、高齢者が施設で生活するよりも自分の長く生活した自分の家で老後を過ごす方が、当人にとっては幸せであると考え、在宅医療の推進を行っています。ご希望の方は医師会に相談下さい。

もう一つ、在宅死があります。医療の進歩により、多くの人が病院で死をむかえるようになりました。しかし畳の上で死をむかえる方が、当人にも家族にもいい場合があります。そのような時にも在宅死を支援できる体制があります。

一度皆さん老後の過ごし方を考えて下さい。 

 
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